【その脇役王子、私がいただきます】
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「その脇役王子、私がいただきます」の話のネタバレをご紹介していきます。
力ずくで逃げようとしたヘスティアですが、黒覆面団の男に捕まってしまいます。
そのころマックスは、ピオニエを処分すると言われて…
その脇役王子、私がいただきますネタバレ55話
前回54話のおさらい
・マックスの村を燃やしたのは騎士団だった
・リヒトがピオニエを手放すのが依頼者の目的
・ピオニエを迎えに来ないリヒト
・ピオニエを処理する時間になる
55話ネタバレ
処分される？
そのころ北東へ連れていかれたヘスティアは、自力で逃げようとしたところを黒覆面団の男に捕まっていました。
男は、ヘスティアが力ずくで逃げようとしたことに驚きながらも、手足の自由を奪うしかないと告げます。
いっぽうピオニエを処分すると言われたマックスは、まだ日が沈んでいないと仲間に言い返します。
しかし仲間は、リヒトが来る気配はないからさっさと処理して帰ろうと答えました。
仲間割れ
別の仲間に、今何をしていたのかと聞かれたマックスは、ピオニエの体に乗りかかったまま、俺の女にすると宣言しました。
それを聞いた仲間は、バカなことを言うなと騒ぎだしました。
人質を勝手に連れていくのは違反だ、と言うと、マックスへ剣を向けます。
みんなマックスを嫌っているから、ここで始末すればボスも喜ぶだろう、と言う仲間の男。
それを聞いたマックスは、自分のナイフをそっと拾いました。
リヒト到着
仲間がマックスに剣を振り上げたとき、小屋の外から物音と馬の鳴き声が聞こえてきました。
別の仲間が様子を見に行きますが、瞬く間に斬りふせられてしまいます。
さらにマックスに向かっていた男も、剣で胴を貫かれました。
沈む夕日を背にして戸口に立っていたのは、リヒトでした。
対決
リヒトは返り血を浴びたまま、言われたとおりに日没前にひとりで来た、と言います。
しかしマックスは、気絶したピオニエを片手に抱えて、喉元にナイフを突きつけました。
皇后を見捨てたのか、とニヤリと笑うマックス。
問われたリヒトは表情を変えませんが、ピオニエの破れた服や青あざになった足首などに気づきました。
マックスは、この女にそんな価値があるなら、余計に渡したくなくなった、とピオニエの頭にキスします。
リヒトは剣を構えますが、マックスは、自分が手に入れられないなら殺すと言ってピオニエを離そうとしません。
そのとき、目を覚ましたピオニエが、自分に向けられたナイフの刃を握りしめました。
マックスが動揺した次の瞬間、リヒトの剣がマックスに迫りました。
56話へ続く
各話のネタバレ一覧
| 41話 | 42話 | 43話 | 44話 | 45話 |
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| 51話 | 52話 | 53話 | 54話 | 55話 |
| 56話 | 57話 |
その脇役王子、私がいただきます55話の感想と考察
リヒトの選択
来てほしいと願っていましたが、まさか本当にリヒトが来るとは驚きました。
この状況なら、誰もがリヒトは皇后ヘスティアを助けに行くと考えるでしょう。
実際に、依頼主もピオニエが見捨てられることを前提として、計画を考えていました。
デボンですら、ヘスティアを助けるべきだと即答していましたよね。
それなのに、リヒトはピオニエを選んだと思うと、いったいどれほど苦しい思いで決断したのかと想像してしまいます。
ピオニエが生きているうちに、なんとかたどり着いたリヒト。
ヘスティアも今ごろは、誰かが助けに向かっていることを願っています。
マックスの執着
マックスがピオニエを自分のものにしたいと思った気持ちは、本物だったようです。
仲間から脅されて剣を向けられても、ピオニエを渡そうとしなかったマックス。
そのおかげで、ピオニエが処分される前にリヒトが到着できたので、ある意味ではマックスに感謝しなくてはいけません。
それにしても、どうしてマックスはここまでピオニエにこだわるのでしょうか。
貴族的なものへの憧れだけだとしたら、とても強い執着心だと思わざるを得ません。
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