【死役所】
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漫画「死役所」の第81条のネタバレをご紹介していきます。
知らない人にいきなり刺されて亡くなった堂場さん。
自分は何もしていないのに最悪な人生だったと言う堂場さんですが、人生史に記されている事実とは…
死役所第81条ネタバレ
前回第80条のおさらい
- 祖母とセッションした動画を投稿する明日香
- 動画の再生数はどんどん伸びていく
- ステージでセッションを披露し、その後祖母は亡くなる
- 死役所では幸せそうに明日香のことを話す祖母
- 明日香はプロデビューを果たす

死役所第81条ネタバレ
突然殺された堂場さん
15年前に離婚した堂場さん。
離婚後は子供とは一度も会えず写真も送ってもらえなかったため、今更会ったところでわからないだろうと堂場さんは同僚と話します。
ある日、堂場さんは玄関でいきなり腹部を刺されますが、犯人はサングラスにマスクをしていて顔がわかりません。
堂場さんは謝りながら「金か、金なら払うから!」と言いますが、腹部を何度も刺され亡くなってしまいます。
死役所にてシ村に声をかけられた堂場さんは「最悪な人生ですよ。不倫されるわ、子供にも会えないわ、最期が強盗って。」と愚痴をこぼします。
シ村は災難だと言いながら他殺課へと案内します。
他殺課のハシ本へと繋ぎますがまだ不慣れなため、シ村がフォローしながら一緒に手続きを進めます。
堂場さんは申請書の殺害をした人物欄に強盗と書きますが、本多理と書いてくださいとシ村に言われます。
その名前を知らないと言う堂場さんですが、実は15年前生き別れになった息子だったのです。
関わりのない息子から殺される理由が分からない堂場さん。
人生史を読んだシ村は、離婚した元妻との結婚生活について問いかけます。
「家庭内暴力があったようですが。」と。
堂場さんは自分が元妻から手をあげられたことを思い出し、復讐するとしたら自分だから心当たりなんてないと言い切ります。
少し沈黙が流れ、シ村は元妻との過去を詳しく聞きます。
堂場さんの言い分
子供ができてから妻が変わったと話す堂場さん。
病気の時に看病してくれず冷たくあしらわれた。
働く大変さもわからず偉そうにしてくる。
息子のオムツも替えたかったが、子育てには一切参加させてもらえなかった。
堂場さんから見て元妻は怒りっぽく、家庭内暴力を振るうひどい女性だったようですね。
しかし、ハシ本は人生史を見ながら首をかしげています。
全ての話を聞き、「元奥様はひどい女性ですね。堂場さんの中では。」と言うシ村。
過去の事実とは
堂場さんの話は事実とは大きく違っていました。
つわりで動けない妻に「風邪気味かも。」と伝え、風邪薬の場所を教えてもらう堂場さん。
しかし、堂場さんはその行動を冷たいと思い「働けなくなったら困るのはお前なんだから、病気の時くらい労われ!」と怒鳴りつける。
お腹が大きくなってきた妻に向けて「金を出しているのはオレだ!労われないのならお前も稼いでこい!」と命令する堂場さん。
上から目線の堂場さんに反抗する妻。
堂場さんは泣きながら「オレの方が偉いんだ!」と怒鳴り、妊娠中の妻を強く押す。
妻はお腹に子供がいるんだと怒り平手打ちをし、堂場さんは子供のように泣き崩れる。
堂場さんは、オムツ替えをする妻に寝ころびながら簡単そうだと笑う。
しかし、妻が教えてくれないからと何も手伝わない堂場さん。
妻から「何を教えるの?子供が泣いたらすぐにあたしを呼ぶくせに、気まぐれで子育てしないで!」と怒られ、むすっとした顔をする堂場さん。
部屋にはバシッバシッと音が響く。
友人と会っていた妻を浮気していたと責め、最近やらせてくれないと怒る堂場さん。
ワンオペの子育てに疲れた妻はそれどころではないですよね。
しかし堂場さんは嘘だと思い込み、妻の頭を強く床に打ち付ける。
危険を感じた妻に「いい加減にして!すぐに暴れて恥ずかしくないの!?」と反抗された堂場さんは、泣きながらこう叫ぶ。
「大袈裟に言うなよ…子供が駄々こねてる程度じゃんか!」と。
そんな発言に絶望する妻。
打ち付けられた後頭部はズキンズキンと痛む。
事実を知った堂場さん
「堂場さんはかわいそうと思われることが大好きなんですね。元奥様を悪役に仕立て上げる語り口はお見事でした。」とシ村は間髪入れず話します。
そして元妻の後遺症について問いますが、堂場さんは全く知らなかった様子。
元妻は堂場さんから長年に渡る暴力で、心身ともに患っていたのです。
そんな母親の姿をそばで見ていた息子は、堂場さんに恨みを募らせて犯行に及んだのかもしれませんね。
どんどん不機嫌になっていく堂場さん。
追い打ちをかけるようにシ村は言います。
「良かったですね。堂場さんは後遺症に苦しまずに済みます。息子さんに感謝しないと。」と。
都合が悪くなった堂場さんは散歩をすると言って立ち去ります。
逃げる癖は生前から変わっていないようですね。
この人生史は真実かと確認するハシ本に「”事実”と言った方が近いかもしれませんね。主観が入れば受け取り方も違うので。」と説明するシ村。
事実をここまで捻じ曲げて記憶できる堂場さんは、自己中の塊ですね。
階段でこっちが被害者なのにと怒り、腕を振り回しながら降りる堂場さん。
すると通りかかった職員のフシ見の頭を思い切り殴ってしまいます。
悪びれる様子もなく「あらー大丈夫ですか?」と聞く堂場さん。
次の瞬間、胸元を掴まれて階段から落とされてしまいます。
表情一つも変えず立ち去るフシ見。
衝撃がとても嫌いな男でしたもんね。
堂場はニシ川にどうしたのかと聞かれ、突き落とされたから警察を呼べと言います。
痛みも感じない死役所にそんな人達がいるわけありません。
「私は何もしてないんですよ!」と叫ぶ堂場さん。
第82条へつづく

死役所第81条の感想と考察
人々の過去と事実
堂場さんは典型的なモラハラのDV夫だったんですね。
事実を自分の都合の良いように捻じ曲げる、とても自己中な人間でした。
こんな人のために罪を被る息子が可哀想だと思ってしまうほどです。
どんな事実であれ受け取り方によって様々な形に変化してしまうのは、シ村の冤罪も同じかもしれませんね。
個人的には地獄へ落ちてほしいなと思う死者でした。
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